弦のテンション(張力)とテンション「感」。
似てはいるけど非なるもの。
でも混同しがちなワードで、これがまた永遠の悩みの種です。
でも間違って使っても問題ないです。
少なくとも僕は、お客様の言ってる事(言いたい事)はわかります。
どういう事を言いたいのか?という事を理解できる様に常に心がけてます。
でも気になりますよね?なので3分でわかる様にざっくり解説!
・弦のテンション(張力)とは
例 この弦に何kg の張力をかけるとA の音階になります。という事。

ダダリオさんにはこんな図がありますね。
同じ太さ、同じ物質で有る限りは物理的、力学的に張力に対する音程というのは決まっています。
要するに※1ヘッドの角度とか裏通しとか、バズストップバーとか、テンションバーとかストリングリテイナーとかはテンション(張力)には関係ないんです。
テンションを稼ぐみたいな言い方をしますが、それは張力が上がって音程がシャープするだけです。
「えぇ!?」とか「まじ?」とか「いや違うでしょ」とか思ってもらえれば嬉しいです。
・テンション「感」とは
弦を抑えた時(押弦した時)の固さや感触みたいなフィーリングの事。
押弦したり、弦を振幅させると弦が直線から円弧状になる分、弦が伸びます。
その「伸び」に対して「摩擦」がナットやブリッジ、その他※1で言った所に働き、弦が伸びづらくなる。
故に、テンション感(押弦した時の固さ)を感じる事になります。
以上の事からテンション「感」を稼ぐには
・弦の全長を長くする。
・弦の全長に対して角度をつける。
・角度をつけるポイント(支点)を多く作る。
と摩擦が強く働き、弦が伸びづらくなり、ダウンチューニングでもテンション「感」が稼げます。
3分で読めるとは言いましたが、その後2時間は「どういう事?」って悩むかもしれません。すいません。
この「角度」や「摩擦」に対しての考察はまた別の機会でブログにしたいと思います。
以上!!
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